2026年4月1日 社長 内村 雅紀
入社おめでとうございます。数ある企業の中から当社を選んでいただいたご縁に、心から感謝します。今日、この場に迎えた新入社員は、「総合職」として採用したお二人だけです。本日時点で社員163名、グループ全体340名の仲間が、今日という日を、そしてお二人という新しい力を心待ちにしていました。
実は、当社はこれまで毎年、事務職と総合職の両方を採用してきましたが、今年度は大きな決断をし、事務職の新卒採用を見合わせました。 これは決して、事務職が不要になったからではありません。むしろ、今この会社を支えてくれている既存の事務職社員が、DXを積極的に取り入れ、業務の効率化を進めてくれた「成果」なのです。皆さんの先輩たちが築き上げてくれたこの「盤石な土台」があるからこそ、当社は今、新たなステージへと踏み出すことができています。
ではなぜ総合職の採用は続けたかというと、総合職は、既存の枠組みの囚われずに一歩踏み出して、新たな付加価値を創り出す「攻め」の役割に100%注力してもらう必要があるからです。つまり、新入社員の二人にはDX、AIなどを駆使しながらも、人間にしかできない「変化の先を読み、顧客のニーズを深く汲み取り、新たな価値を創造する」というミッションを託します。
もちろん皆さんにだけでなく、昨年から実施している若手社員中心の未来戦略会議や昨年9月に発表した新中期経営計画2028でもこうした考えは随所に織り込まれています。今年創業87年であり、100年企業に向けたラストスパートの立役者になって欲しいと思います。
私が今日から社会人になる新入社員の皆さんに毎年伝えている「3つのこと」も、2026年バージョンに合わせてお話しします。
ダーウィンの進化論が説く通り、変化への適応は生存の条件ですが、2026年の今、求められるのは変化が起こってから適応するのでなく「自ら変化を創る力」です 。AIが普及し、情報の処理スピードが飛躍的に上がる中で、営業社員の価値は単なる見積書を作成したり、モノを右から左に流す業務でなく、お客様のニーズを正確に把握した課題解決や、新しいやり方を創り出すことです。皆さんの若い感性で、今の状況に適応するだけなく、これから起こるべく変化を先読みする力、変化を創り出す力も養って欲しいと思います。
江戸時代の寺子屋から続く言葉ですが、その意味を進化させる必要があります。 つまり「読み書きそろばん」はAI時代の知的基礎体力にもなります。今の「読み」とは情報の真偽を見抜く力、「書き」とは共感を生むために相手の立場にたって書く文章力、「そろばん」とはAIやDXで計算された結果に対して違和感(外れ値)を察知する直感力や、データから未来の潮流を読み解く力です。この「人間ならではの考える力や五感」を養うため、今年も図書券を贈ります。AIが出す答えの先にある、皆さん自身の「視座」を本を通じて磨いてください。
安全と健康は最後に述べていますが一番大事なことです。会社にとって社員の安全と健康が一番大事であることを忘れないでください。本日から自転車の交通ルール改正もあり、身近な安全や社会人としての規律ある行動、安全・法令遵守は当然です。加えて、会社は社員の皆さんの心理的安全性にも十分注意します。毎年、ここにいる経営幹部、配属後の部署の先輩や上司がしっかりサポートしますのと伝えていますが、これは皆さん自身が一人で何か問題を背負い込む必要なく、クリエイティブな挑戦を積極的に、失敗を恐れずやってみて下さい。そして分からないときは、いつでも周りの先輩や私を頼ってください。皆さんが安心して一歩を踏み出せる「心理的安全性」の高い組織であることを、私が責任を持って保証します。
今年の入社式は桜も満開で、お二人の門出を祝福しています。今日は皆さんの社会人としての原点となる日ですので、 この美しい光景と、今感じている緊張感、そして私たちが皆さんを歓迎しているこの熱量を、しっかりと胸に刻んでください。 これから共に、Uchimuraグループの新しい歴史を作っていきましょう。今日から、どうぞ宜しくお願いします!
以上