2025年4月1日 社長 内村 雅紀
新入社員の皆さんへ 入社おめでとうございます。 数ある企業の中から当社を選んで頂き誠に有難う御座います。 こうして出会たことはご縁です。入社して良かったと感じて頂けるように会社側も 精一杯努力していくつもりですのでこれからどうぞ宜しくお願い致します。
今年度は今日ここにいる3名の新入社員の方々をお迎え出来ました。社員数は本日現在でUCM単体で 163人、これに海外子会社等を含めた全世界のUchimuraグループの合計人数は約340人です。 皆さんはその一員になったことを意識して欲しいと思います
さて皆さんの本日ご入社にあたり3つの事をお話したいと思います。 「安全と健康」、「変化への適応力」、「読み書きそろばん」 の3つです。
まずは「安全と健康」です。 会社が一番重要と考えているのは「社員の皆さんの安全と健康」です。安全と健康な体・精神は生きていくうえで一番大事な根幹になります。安全には常に注意して下さい。通勤中、仕事中、車の運転中、業務時間外の自由時間など24時間365日私たちの周りには危険が潜んでいます。またちょっとした不注意で他人に被害を及ぼすこともあります。健康も同様に重要です。早寝・早起きに心がけて下さい。健康で、明るく元気な社会人になれるように努めて下さい。
二つ目は「変化への適応力」です。 これは企業が存続していくために大変重要なキーワードとなります。社内では私はダーウィンの進化論の言葉を参照して皆さんにお願いしています。企業を取り巻く環境は常に変わります。地球温暖化、天変地異など地球環境に起因する変化、政治や経済に起因する変化、また戦争や国・地域同士の対立など国際情勢に起因する変化は常にあります。これらを外部環境の変化と呼んでいます。会社の中に目を向けても、お客様や取引先から求められるニーズの変化、社員のエンゲージメントの変化、少子高齢化、労働力不足など日々の企業活動の中でも色々な変化への対応が求められます。これを内部環境の変化と呼んでいます。これらの変化が我々のビジネスにどういう影響を及ぼすか、将来どう変わるかなどを推定して我々にとってベストな選択・対応を行っていきます。 昨今の世の中の不確実性は一層高まっています。こうした世の中を生き抜いていくためには、普段から視野を広く持つ、視座を高く持つことが必要になります。固定概念や既成概念にとらわれることなく、正しい情報の収集に心掛ける必要があります。そしてこれまでの考え方や行動を変えてみる柔軟性も必要です。 当社は今年で創業86年を迎えますが当社の歴史の中でも外部環境の変化で経営が厳しくなるなど企業活動が影響を受けることもありました。こうした変化に適応してきたから今日がありますし、今後も100年企業になることを目標に世の中・お客様のニーズの変化に沿って当社の製品・サービス・仕事のやり方を柔軟に変えていく事も重要です。ぜひ皆さんも将来を思い描く、考えるという癖をつけて下さい。
3つめは、「読み書きそろばん」の基本能力を上げてください。 江戸庶民が寺子屋で学んだ読み書きそろばんです。当時の江戸庶民の世界有数の識字率の高さが明治時代以降の日本の近代化を支えました。これら基本能力は皆さんの社会人としての成功も下支えしますので面倒くさがらずに精進する必要があります。 といいいますのも、仕事は、情報を集めたり、資料を読んだり、お客さんからの要望を聞いたりした上で提案書やメールを作ります。そのためにも沢山の情報や先人たちの考えや背景を知るためにもたくさんの文章を読んで欲しいと思います。その一助となればと思い本日皆さんには図書券をお配りします。最近は新聞を紙で読む人も減っていますし、本もネットで買えたり読めたりもしますが、社会人になった記念として書店に行き、自分の役に立ちそうな本を吟味・購入して欲しいと思います。
次に書くことですが「ペンは剣よりも強し」という言葉もあります。書くことも仕事ではとても重要です。相手に分かり易い良い文章を書くためにも面倒くさいと思わずに沢山の文章を書いてください。そろばんは今ではエクセルや電卓に代わっていますので、当然そろばんを使う必要はありませんが、仕事を進めるにあたって数字処理はとても重要ですので数字にも強くなって欲しいと思います。
最後になりますが、今日は、皆さんが学生から社会人に代わり、豊かな人生に向けての成長の新しいスタートを切る原点となる日です。今日は花冷えではありますが桜もちょうど咲いているタイミングですので、花冷えの中で出社した今日という日の光景をしっかりと脳裏に焼きつけて、これからの長い社会人人生の中で辛い時や、迷ったりした時は今日という日を思い出して負けないように頑張って欲しいと思います。
これから一緒に頑張っていきましょう!
以上